こんにちは、カッズーです。
今回は、高い目標を設定してしまうと起こる3つの弊害について書いていきます。
えっ?!目標は高くした方が良いに決まってるし、小さいころから目標は高く持てと言われ続けてきたよ
確かに多くの人がこういわれ続けたと思います。
なんとなく低い目標を設定するよりは、高い方がいいと思ってしまいますよね。
結論から言えば、高すぎる目標の弊害は
- 挫折しやすくなる
- 騙されやすくなる
- モチベーションが保ちにくくなる
この3つです。
では、これから1つずつ解説していきましょう
挫折しやすくなる原因
まず1つ目の弊害である、挫折をしやすくなることの原因について書いていきます。
理由はとても単純で、俺(私)には絶対に無理だと思ってしまうからです。
人が何かの向かって努力しているときは、順調にいくときはほとんどありません。
「成長できた」と思っても、次の日にはできなくなってるということが多いと思います。
私たちの理想としては左側のグラフですが、現実は右側の様に、波線を打ちながら成長していくのです。
この波線が、下がった時に挫折してしまうことが多くなってしまうのです。
届きそうな目標なら、「もうちょっとだからへこたれるな」と自分を鼓舞して続けることが出来ます。
しかし、高すぎる目標を設定している人は
俺の目標の人はあんなにすごいことやってるのに、私はこんなところで躓いてしまうんだ…もしかして俺には全然才能ないのかな
と、こう考えてしまうのです。
客観的に見たら、まだ才能のある・なしなんかわからないのに高すぎる目標のせいで、1回の失敗で挫折してしまうのです。
ちなみに、1回の失敗で「自分には無理だ」と思ってしまう人はマインドセットの方にも問題があるかもしれないので、以前に私が書いたこの記事を参考にしてください。
このような経験はみなさんも心当たりが多いのではないでしょうか?
イチローに憧れて野球をやったが、草野球で全然ヒットを打てないため、「才能が無いんだ」と思ってやめてしまうようなものです。
自分の才能の限界までチャレンジせず、やめてしまうのは非常にもったいないです。
特に今は、SNSの普及により世界中のすごい人の情報を知り放題です。
しかし、それがかえって挫折を後押ししている結果にもつながってしまっているのです。
人に騙されやすくなってしまう理由とは?!
2つ目の弊害である騙されやすくなることの理由について書いていきましょう。
人は、高い目標を設定すると一刻も早くそこにたどり着きたいと感じます。
50年かけて目標を達成するより、1年で目標を達成する方がカッコいいですからね。
そこに、「1週間で10Kg痩せれる薬」「ホームランを確実に打てるバット」などの商品を紹介されるとついつい買ってしまうのです。
これが、高い目標を設定すると騙されやすくなる理由です。
こんな、バレバレの詐欺まがいなものに引っかかる人なんて全然いなくね?
今の説明でこう思った人もいるのではないでしょうか?
あなたがそう感じるのは、積み重ねた経験があるからです。
ダイエットをおこなっている人は、ダイエットが苦しいことも簡単にいかないことも知っています。
だから、このような詐欺には合うことは少ないです。
「そんな簡単に痩せれたら、苦労しない」と思えるからです。
しかし、全く知らない分野だったらどうでしょう?
例えば、投資で年利30%が確実なんだよと言われたら、その商品を買いたいと思ってしまうことが多いと思います。
もし、投資でウォーレン・バフェットのようになりたいと高すぎる目標を掲げてしまったら、余計にこの投資詐欺に引っかかりやすくなってしまいます。
実際に、私の家族も投資を始めて直後に、詐欺に引っかかっています。
どうしても、初心者の人は自分で考える力が弱い傾向にありますからね
Twitterなどでは、投資初心者を標的にしたこの手の詐欺は非常に多いので注意してください
経験がない分野で、目標を高くしすぎると、このような弊害が起きてしまうのです。
モチベーションの低下を引き起こす
最後の弊害は、モチベーションを下げてしまうことです。
何かを成し遂げようとするときには、必ず前に人がいます。
適度に前にいる人ならいいのですが圧倒的に前にいる人を目標にしてしまうと、「自分は一生あの人に追い付けないんではないか」となりがちです。
さきほども述べましたが、SNSの普及ですごい人の情報が手に入り放題です。
そういう人たちを見てると、自分のやっていることがとても小さく見えてしまうのです。
どんな人でも地道な一歩を積み重ねてきたと、頭ではわかっていてついついそう思ってしまいます。
そのせいで、目標に対するモチベーションが下がってしまうのです。
3つの弊害をなくすためにできること
じゃあ、3つの弊害をなくすためには、目標自体を無くすしかないの?
そんなことはありません。
その弊害をなくすためには、手を伸ばせば届きそうな目標を立てればいいだけです。
また、この人なら追い付けるという人を目標に頑張るのもよいと思います。
「なんだ、そんなことかよ」と思う人がいるかもしれませんが、意外とこの目標の立て方をしている人は少ないと思います。
野球なら大谷翔平、バスケならマイケル・ジョーダン、将棋なら藤井聡太などを目標にしてしまっている人がほとんどだと思います。
隣の学校の野球がうまい奴を目標にしていますか?多分してないですよね。
高い目標が悪いと言っているわけではありませんが、自分の実力で実現可能なところを目標にしないと、ただの妄想で終わってしまいます。
その目標をクリアしたら、また少し上のレベルの目標を立てていく。
この地道な積み重ねが偉大な実績となるのです。
まとめ
- 高すぎる目標は、挫折、人に騙されやすくなる、モチベーションの低下を招く
- 私たちは、壮大な目標を立ててしまいがちと認識する。
- 目標は、少し手を伸ばせば届きそうなくらいがちょうどよい
- その積み重ねが、素晴らしい実績を作る
この記事で伝えたかったのは、この4点になります。
実際に、これを実践しようとしたら物足りなく感じると思います。
いかに自分が、これまでに高すぎる目標を立ててきたかを実感していただけると思います。
まずは、1歩ずつです。これが結局成功への1番の近道だと思います。
マラソン選手だって結局は、1歩を何回も積み重ねて42キロ走り切るのです。
みなさんも1歩1歩を大事にして、目標を達成していきましょう!
この記事が少しでも、みなさんのお役に立てたら幸いです。
では、また!
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